WEB金蘭会

金蘭会セミナー


第114回
平成20年1月18日(金)
演題
「四季の花 ―レンズの目を通して―」
講師
升谷 博氏(昭和27年卒)
金蘭会会長


升谷 博氏







第114回金蘭会セミナー 感想

昭和46年卒 大鍛治 和美 


 子供さん達の還暦祝いに贈られた一眼レフのカメラをきっかけに、
「レンズを通して見た世界」を今日迄追求なさっておられる点、とても
すばらしいご趣味になっておられると感じました。そして、過去に撮ら
れた一枚の写真を見て、その撮影当時の場所・状況を明確に覚えて
おられる点、図鑑等で名前やいわれを調べておられる点、単なる趣味
の域にとどまらない知的活動の旺盛さも伺うことができ、感服致しました。

  又、散歩しながら撮影したり、お気に入りの場所を持って幾度となく
通っていらっしゃったりと、健康維持にとてもよいのではないかとも思い
ます。

 ということで、ご自身に一石二鳥以上の効果も与え、謙遜なさって
いた以上にすばらしい腕前の写真を見せていただき、我々も目の保養を
させていただいたことでした。写真のプレゼントもあり、申し込まれた
方は来月も楽しみなことです。

昭和19年卒 濱 恵美子


 大寒を数日後に控えた今年初めての金蘭会セミナーは金蘭会の会長を
なさって下さっている升谷博様から“四季の花”を見せて頂きました。花
それぞれの持つ美しさに改めて感動しました。

 レンズの眼を通してカメラに収められた花々を見せて頂き、目の前にお花を
観賞している様な錯覚を覚えました。花を撮ろうとする人に花からのメッセージ
があると感じられつつシャッターをお切りになるとのお話に、御自身がお持ちに
なって居られる感性の鋭さを見た様に思いました。シャッターチャンス、その
タイミングの難しさを改めて知らされた様に感じて居ります。季節毎の花の持つ
美しさ、心に暖かい風を運んできて呉れた様で清々しい気持ちで帰りました。

 花が人に与えて呉れる優しさと美しさ、人間としての生き方も考えさせられた
気持ちが致しました。本当に有り難うございました。































第114回金蘭会セミナー リポート メモ書き

還暦の祝いに3人の子供がキャノンのEOSを贈ってくれたことがきっかけで撮影しはじめた。
戦前、父が写真好きだったので、そのDNAが引き継がれたのかもしれない。.
家の庭や、家の近くで撮影している。六甲の高山植物園や千里の万博公園へ出向くこともある。
朝日新聞の「花折々」の5冊の本を種本にしている。
花の撮影ポイントは、花が何かを語りかけてくれているのではないかということ。

1.ろうばい 梅とは別の種類、香りが良い。花びらがロウ細工のよう。撮影する角度にむけて花が咲いてくれない。
3.うめ 岡本の梅林で撮影。紅白咲き乱れている。千里の梅林も綺麗。近くに寄って撮影できる。着物の柄のようである。
5.きずいせん 彼岸花の仲間。鉢植えを購入した。2月ごろに咲く。
6.かんあやめ 寒にさくあやめ。葉が枯れない。
7.クリスマスローズ クリスマスの時期に咲くといわれている。いろんな色がある。花芯を写したいが地植えだと撮影しにくい。鉢植えだと好きな方向に向けることが出来る。
8.ふきのとう 自宅の庭で今の時期芽吹いている。
9.立金花 似た花に「えんれいそう」があるが、茎が手長猿のよう。種がこぼれるので家のあちこちに咲く。
10.さんしゅゆ 「春小金花」ともいう。この実がすばらしく綺麗。
11.おがたまのき 神木。もくれんと同じ仲間。御影の杠葉神社にて撮影。小さい花。赤い実が成る。
12.かりん 開いていない状態。ピンクの色が鮮やか。開くと色が薄くなる。
13.かたくり 箕面から勝尾寺の途中のビジターセンターで撮影。
14.しゅんらん 地味、背の低い花。
15.ぼけ ご近所で撮影
16.アーモンド 実はご存知だと思うが、震災後アーモンドの木が盛んに植えられた。アーモンド並木はピンク一色。桜より早く咲く。3月中旬〜下旬。
17.さくら陽光 入学式の時には散っていることが多い。
19.ささべさくら 笹部さんという有名な桜研究家。岡本の北の天井川近くの笹部公園に咲く。
21.さくらしだれ 杠葉神社。早くに咲く。桜色を綺麗に写し出すのは難しい。
22.さくらんぼ おいしそうな公園。鉢植えを地植えにされたようだ。収穫後、子供たちに振舞われる前に撮影。
23.ばら 開きすぎても蕾でもだめ。難しい。
24.びようやなぎ 近くの公園なので、タイミングを見て撮影に行ける。
25.大山れんげ 自宅の庭にあるが、木が古くなってきて花芯が上手く赤くならない。
26.きしょうぶ 普通の花菖蒲とは違う。丈夫。住吉川の中洲に次々と増える。
27.みずばしょう 六甲高山植物園で撮影。春の写真。5月に咲く。
28.やましゃくやく 珍しい。
29.おおばなのれんえいそう 北海道で咲く。珍しい。種から20年近くしないと花が咲かない。
31.しらねあおい しらねあおい科しらねあおい属。珍しい花。
32.くりんそう 六甲高山植物園の名物。「九輪」。さくらそうの仲間。
33.あまちゃ がくあじさいに似ている。雨上がり、家で撮影。
34.しちだんか 19世紀、シーボルトが発見した。1959年に六甲で再発見され、増やすことに成功。今は多く咲いている。
35.はなしょうぶ 千里の日本庭園で撮影。いっぱい咲くので撮影するには花と花が重なっているものではなく独立してさいているものを探すと、はっきりとしてものが撮影できる。
36.なつつばき 「しゃら」平家物語に出てくる。京都の東林院にもある。
37.アガパンサス アガペは愛、パンサスは花を意味するギリシャ語。花がかわいらしいのでそのように名づけられた。雨の後自宅近くで撮影。
38.おだまき1 家の近くで育てておられるもの。宇宙船みたい。下向きに咲いている。
39.おだまき2 上向きに咲いているもの。
41.くじゃくさぼてん 昼に咲く花。夜に咲く月下美人に似ている。
42.たいさんぼく 高いところに咲くので花芯を撮影するのが難しい。
43.ひまわり 休耕田。10月ごろコスモスを撮影しに出かけたら万博公園にひまわりが咲いていたことがあり、様にならなかった。
44.はまぼう 一日花。秋篠宮佳子さまのお印。
45.こんろんか 種子島でトレッキングした時にみつけて撮影。種子島原産。
46.やまゆり 花を写すと花に花粉がつくので美しくない。柵のむこうの遠くの花をとることになるので難しい。8月初旬に咲く。
47.ふしぐろせんのう おもしろくとれた。
48.かのこゆり 8月末〜9月
49.ひごだい るりたまあざみに似ているが、葉の格好が違う。
50.さぎそう さぎが羽を広げたよう。世田谷区の花。小さい花。
51.はす はすの葉の裏を写さないように心がけている。カメラの位置を高くして撮影。
52.こおにゆり 伊吹山で撮影。直通バスで簡単に行ける。霧のしずくが落ちたところ。
53.なつずいせん 3〜4年に一度咲く。水仙でなく、彼岸花の仲間。彼岸花より少し前に咲く。
54.わた オクラの花と似ている。家の庭で栽培。
55.ほおずき 家の近くで撮影させてもらった。
56.にら きれいな色の花を咲かせる。
57.すいふよう 朝、ピンクの薄い色。日中、陽が当たると色が濃くなる。8月、10月と年2回咲く。
58.しこんのぼたん ブラジル原産。強い。9月から咲き、年を越してまで咲いている。
59.コスモス 万博公園の丘。
60.もみじ 逆光。葉の中を光が通ってくるように撮影。
61.もみじ 布引の滝の近くの寺院。
64.みせばや 花かんざしの様。
65.きちじょうそう これが庭に咲くといいことがあると言われている。
66.ほととぎす 須磨離宮公園。
67.のじぎく 兵庫県花。「のじぎく国体」
68.さざんか 12月にこの花ぐらいしか咲かない。
69.はすのみ 12月ごろの花。あまり綺麗ではないが面白い。
70.ひいらぎ きんもくせいの仲間。甘酸っぱい香り。12月のはじめに咲く。
71.さんしゅゆ 赤い実
73.ピラカンサ 17年12月の積雪時。



プレゼンテーションの画像です。
マウスを当てると説明が出ます。



梅とは別の種類、香りが良い。花びらがロウ細工のよう。撮影する角度にむけて花が咲いてくれない。
1

2
岡本の梅林で撮影。紅白咲き乱れている。千里の梅林も綺麗。近くに寄って撮影できる。着物の柄のようである。
3

4
彼岸花の仲間。鉢植えを購入した。2月ごろに咲く。
5
寒にさくあやめ。葉が枯れない。
6
クリスマスの時期に咲くといわれている。いろんな色がある。花芯を写したいが地植えだと撮影しにくい。鉢植えだと好きな方向に向けることが出来る。
7
自宅の庭で今の時期芽吹いている。
8
似た花に「えんれいそう」があるが、茎が手長猿のよう。種がこぼれるので家のあちこちに咲く。
9
「春小金花」ともいう。この実がすばらしく綺麗。
10
神木。もくれんと同じ仲間。御影の杠葉神社にて撮影。小さい花。赤い実が成る。
11
開いていない状態。ピンクの色が鮮やか。開くと色が薄くなる。
12
箕面から勝尾寺の途中のビジターセンターで撮影。
13
地味、背の低い花。
14
ご近所で撮影
15
実はご存知だと思うが、震災後アーモンドの木が盛んに植えられた。アーモンド並木はピンク一色。桜より早く咲く。3月中旬〜下旬。
16
入学式の時には散っていることが多い。
17

18
笹部さんという有名な桜研究家。岡本の北の天井川近くの笹部公園に咲く。
19

20
杠葉神社。早くに咲く。桜色を綺麗に写し出すのは難しい。
21
おいしそうな公園。鉢植えを地植えにされたようだ。収穫後、子供たちに振舞われる前に撮影。
22
開きすぎても蕾でもだめ。難しい。
23
近くの公園なので、タイミングを見て撮影に行ける。
24
自宅の庭にあるが、木が古くなってきて花芯が上手く赤くならない。
25
普通の花菖蒲とは違う。丈夫。住吉川の中洲に次々と増える。
26
六甲高山植物園で撮影。春の写真。5月に咲く。
27
珍しい。
28
北海道で咲く。珍しい。種から20年近くしないと花が咲かない。
29

30
しらねあおい科しらねあおい属。珍しい花。
31
六甲高山植物園の名物。「九輪」。さくらそうの仲間。
32
がくあじさいに似ている。雨上がり、家で撮影。
33
19世紀、シーボルトが発見した。1959年に六甲で再発見され、増やすことに成功。今は多く咲いている。
34
千里の日本庭園で撮影。いっぱい咲くので撮影するには花と花が重なっているものではなく独立してさいているものを探すと、はっきりとしてものが撮影できる。
35
「しゃら」平家物語に出てくる。京都の東林院にもある。
36
アガペは愛、パンサスは花を意味するギリシャ語。花がかわいらしいのでそのように名づけられた。雨の後自宅近くで撮影。
37
家の近くで育てておられるもの。宇宙船みたい。下向きに咲いている。
38
上向きに咲いているもの。
39

40
昼に咲く花。夜に咲く月下美人に似ている。
41
高いところに咲くので花芯を撮影するのが難しい。
42
休耕田。10月ごろコスモスを撮影しに出かけたら万博公園にひまわりが咲いていたことがあり、様にならなかった。
43
一日花。秋篠宮佳子さまのお印。
44
種子島でトレッキングした時にみつけて撮影。種子島原産。
45
花を写すと花に花粉がつくので美しくない。柵のむこうの遠くの花をとることになるので難しい。8月初旬に咲く。
46
おもしろくとれた。
47
8月末〜9月
48
るりたまあざみに似ているが、葉の格好が違う。
49
さぎが羽を広げたよう。世田谷区の花。小さい花。
50
はすの葉の裏を写さないように心がけている。カメラの位置を高くして撮影。
51
伊吹山で撮影。直通バスで簡単に行ける。霧のしずくが落ちたところ。
52
3〜4年に一度咲く。水仙でなく、彼岸花の仲間。彼岸花より少し前に咲く。
53
オクラの花と似ている。家の庭で栽培。
54
家の近くで撮影させてもらった。
55
きれいな色の花を咲かせる。
56
朝、ピンクの薄い色。日中、陽が当たると色が濃くなる。8月、10月と年2回咲く。
57
ブラジル原産。強い。9月から咲き、年を越してまで咲いている。
58
万博公園の丘。
59
逆光。葉の中を光が通ってくるように撮影。
60
布引の滝の近くの寺院。
61

62

63
花かんざしの様。
64
これが庭に咲くといいことがあると言われている。
65
須磨離宮公園。
66
兵庫県花。「のじぎく国体」
67
12月にこの花ぐらいしか咲かない。
68
12月ごろの花。あまり綺麗ではないが面白い。
69
きんもくせいの仲間。甘酸っぱい香り。12月のはじめに咲く。
70
赤い実
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17年12月の積雪時。
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ページ作成 S53年卒岸政輝 & S50年卒谷村瑞栄&リポート34年卒町田&カメラ50年卒前渕