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第105回セミナー「大手前昔話」の感想文
今回のセミナーは、従来の形とは すっかり違っていて、御先輩様方のご在学中の「想い出ばなし語り」会の形。
一番早く卒業なさった方々は、何と昭和11年に卒業なさった方から、昭和20年 あの先の戦争の終戦の年に卒業なさった方々までの お話を聞かせていただきました。
お話のなさり方など、多勢を前にしてもなんのその、淀む事などおくびにも見ることなく、頭脳明晰を垣間見させて戴きました。
懐かしい、そして大切なお写真をお持ち寄りくださり、当時の事をあたかも昨日の事の様に語られるお姿には、自ずと頭が下がります。
お持ち物の整頓の素晴らしさ、保管状態の正しさが、江田講師の力作のパソコン映像からも良く解かり、しっかり見習わせて戴かねばと思いました。
卒業旅行の折、東京市内をタクシーで廻った(きっとハトバスは無かったのでしょうね)と言う優雅でふくよかなお話から、残念ながら日本が歩んでしまったあの太平洋戦争色に、大切な青春期を染めざるを得なかった諸先輩方のお話には、胸の潰れる思いがしました。
それでも初心を今でもずっと持ち続け、向学心に燃えておられます御姿勢には、尊敬の念が、ふつふつと沸いて参ります。誇りにも思えます。
後になり大変失礼ですが、昭和50年に卒業され、今回の講師をお引き受けくださいました江田龍咲氏はコンピューター技術、業界の先駆けを突き進んでおられる組織においでになる方。
あらゆる知識・技術・経験 そしてご好意をもって、あのように、お古い(失礼!)資料を鮮やかに蘇生させて下さり、陰では縁の下の力持ちを、
本番では御先輩様方々をソフトにお引き立てくださり、ご自分のカラーは、随分お控えめにして下さったスタンスに感銘いたしました。
コンピューターの限りない可能性が益々進む事を念じつつ・・・
優秀な後輩の方々が、益々可能性を極めてくださる事を信じ、御礼とさせて頂きます。有難う御座いました。
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