第120回金蘭会セミナー 感想
目のトラブルは、実生活に深くかかわる重大問題。
現代人は、パソコン・ゲームなど、目に多くの負担をかけています。
にもかかわらず、多くの人々は、目の健康に対して、無頓着なように
思います。
1.6人にひとりが緑内障!
あなたは大丈夫?
タイトルを見て、一瞬びっくり。「70歳以上です」との説明を受けひと安心。
40歳以上の17人にひとりが緑内障。
我が世代50歳代の有病率は、3%
一般的に自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気がすすみ、
ひとたび障害されてしまった視神経は、残念ながら回復することはない
と知り、早期発見・早期治療の必要性を強く感じました。
症状がなくても1年に1回、最低でも3年に1度は、眼科に行かな
ければ!と決心いたしました。
緑内障には、くつろぎが一番とのこと。岡本クリニックの待合室は、
桜材のダンスフロア・自動演奏ピアノ・65インチTV設置で患者さんが
くつろげる、なごむ空間となっているそうです。ここにも
Patient
First Patient's Satisfactionの理念が生かされているのですね。
質問コーナーは、諸先輩方のセカンドオピニオンを求める場となりました。
(その気持ちよくわかります。私も健康相談を同級生のお医者様にして
ますもの。)
検査データーなしの病名だけでは、回答難しいでしょう。でもさすが、
岡本氏!丁寧にわかりやすく説明されていました。
眼圧・眼底カメラ・簡易視野計を持ち込んでおられ、セミナー終了後は、
臨時クリニック開設。遅くまで、約30名の検査や診察をされました。
本当にお疲れ様でした。有意義なセミナーの講義 ありがとうございました。
何時もながら、岡本先生の眼科医としての専門的な事項を素人の
方も理解できた気にさせる分かり易い語り口での説明で、時間の過
ぎるのも忘れるほどでした。普通、医師は患者にこれほど詳しくは説明
してくれません。
緑内障の恐ろしいこと(最終的には失明する)は、かねてから聞き
及んでいましたが、白内障ほど身近には思っていませんでした、60歳
以上では20%近い人が緑内障の患者だということで、大変身近な
疾患だと分かりました。
一旦ダメージを受けた視神経は、どのような治療をしても決して回復
することがなく、治療はただ失明の時期を先送りするだけだという現在の
医学の限界も良く分かりました。
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