50年前の大手前の体育祭。運動系のクラブ対抗リレーだったかで
グイグイ伸びて他を圧倒する走者に目が点になった記憶が今も鮮明に
残っています。当時はバスケットボール部に所属の横井君でした。
身長163cmの彼が ラグビーで世界の強豪相手に大活躍した映像
などは 実に痛快そのものでした。
また指導者として 日本人の特徴を生かしたラグビー を推進している
話は、他のスポーツにはもちろん、 一般的なことにも通じるところが
多々あり
女性の方も頷きながら聞いていらっしゃいました。
「テレビなどで見ると ラグビーの監督さんは どうして観客席から
見ているのですか ?」
「間を置かずスピーディな流れこそがラグビーの醍醐味。監督は開始
直前まで全力を注ぎ指導するが、 いったん試合が始まれば流れを
遮らない。試合中はキャプテンが司令塔になる。」
・・・などなど かってはナショナルチームのキャプテン 今は注目の
指導者である彼の説得力ある回答を引き出した 質疑応答もまた
なかなかのものでしたね。いい講師にいい受講者。そしてお世話役の
皆様に感謝。
ビジター参加の35年卒組にとっては来年の卒業50周年会への
よき助走スタートにもなりました。
早稲田大学、社会人の三菱自工京都でラクビーをやり、全日本代表に
選ばれ名センターとして活躍され、しかも、ジャパンのキャプテンも勤められ
輝かしい活躍歴を持つ横井さんのお話は興味深くかつ説得力もあった。
昨12月、京都成章高校が名門の伏見工業を破り、また奈良では
御所工実高校が強豪の天理高校らを抑え花園出場を果たしたことに
不可思議さを覚えていたところ、今回の氏の講演で、両チームとも
横井さんが指導をされていることを知り、その謎が解けました。その
指導力はさすがです。
体格の劣る外国人に対抗する方法、これからの若い高校生、大学生が
習得すべき練習方法など基本の説明が分かりやすかった。
当日資料としていただいた「日本のラクビーを考える」は参考になる良い
手本です。ラクビー好きの私の息子(高校、大学、商社でラクビーをやり、
最後は六甲クラブでクラブチームの全国大会で優勝した時のメンバー)に
是非読ませてやりたいと思っています。
どうもありがとうございました。
高校時代はラグビー部ではなくバスケット部で活躍。
夏に引退し、体育の先生でラグビー部の顧問の先生から助っ人として
呼ばれ、 ラグビーをすることになったそうです。
全日本のキャプテン、社会人ラグビーでも活躍され、 当日たまたま、
搬入にきていたコピーのリコーの営業の人が、ラグビーに詳しい方で
「あの横井さんのお話を聞いてみたい」と言われたほど、ラグビー界の
有名人を
お招きし話を伺く事ができました。
日本人の特徴である、敏捷性、耐久力が今はなくなってきていること、
受身のディフェンスで突破の工夫が少ないラグビーを見て、定年後、
自宅近くの高校へ押しかけ指導に出向かれたことからスタートし、現在は、
高校・大学の多数のラグビー部のアドバイスをされ、全国を駆け回って
おられるとのこと。
横井氏は大学に入られてから、つまり、もの心がついてから始めたので
自分のやってきたことを皆思い返すことができる。スポーツに天才はいない。
経験則なので小さい頃からラグビースクールに入って始めた人よりは
判っている。
スポーツ全般で、日本は技術を磨きうまくなれば、世界のルールが変更
されるという繰り返し。世界的にスポーツはプロ化にむかっている一方で、
日本人の特徴である敏捷性や耐久性がなくなっているので外国のまねを
せざるを得ない。それにより技術が低下している。
多くのチームで外国のやり方をまねをしているが体格差は埋まらない。
身の丈に合ってないことやっている。
プロ化するということは体を作る時間ができ、格闘化しているともいえる。
いまトップリーグの8〜9割はラグビースクール出身者だが、練習環境が
整っていないので、芝生ではなく土のグランドの場合が多い。なので、
その後も怖い、汚い、痛いを克服できない。自己中プレイヤーが多い。
小さい頃から一つのスポーツだけをするのではなく、バスケットで下半身強化、
サッカーで広い視野を培うのが良い。