俳句の基本から実作まで、丁寧で的を射たお話はよく分かり、
一つずつ肯きながら聞きほれてしまいました。自作句の背景や、
俳句のクイズ、それに吟行スライド写真を取り入れて、アッと
いう間に一時間が過ぎました。
妥協を許さず推敲を重ねられた御句はゆるぎなく、どれも池田さん
の大らかで誠実なお人柄がにじんでいるように思いました。
インドの吟行のスライド写真ではコブラを襟巻きのように首に
巻きつけてにっこりされる池田さんのアップを見て驚きました。また、
メキシコ、ブラジル、カンボジア等々海外吟行のスライド写真もあり、
これらは一人身になってから出かけておりますと悪戯っ子のように
ちょっと首をすくめられた.。池田さん、思わず吹き出してしまいま
した。何でもやってみようの俳人魂であるのは勿論ですが、いつも
淑やかで控えめな池田さんに、こんなお茶目な一面があったのです。
池田さんの第二句集『青垣』から
春風に浮くみ仏のあそび足
「あそび足」とすばらしい! 大好きな御句です。
これからも無限の可能性を秘めて大いなる「あそび足」を期待しています。
俳句にはずぶの素人の私が講師の池田さんと同期のよしみで
感想文を書かせていただきます。
池田さんは大阪学芸大学を卒業し、小学校の先生を数年間して
おられたせいか、講演の仕方は丁寧な口調で、しかもわかり易い
ものでした。
俳句は五・七・五の十七音に季語を入れる詩で、これは「世界
最短の韻文だ」との説明があり、なるほどと感心をし、松尾芭蕉、
小林一茶、高浜虚子ら高名な俳人の詩の数々の例を学びました。
俳句は作者の手を離れると、その解釈は10人いれば10通りの
解釈があるとの説明は、あの一見固苦しい俳句は、取り方により
意外と発展性のあるものだと感じました。
私は質問で、現在でも旧仮名づかいー例えば、思ふ、横たはる、
生きてをり などと使われているが、これは素人の私には格調の高さ、
上手を思わせるが、実際はどうなのかと問いましたら、答えは作者も
格調の高さを求め旧仮名づかいを用い、文語体もしかり、との答えを
頂き私は意を強くしました。
最後に、池田さんは私の信条として、「何事にも好奇心を」と言わ
れましたが、これは私どもにも大いに参考になることでした。
「今日から芭蕉さん」とは簡単にいきませんが、出席者の皆さんの
多くは俳句に一段と親しみを感じ、また、多くのヒントを頂かれたこと
と思います。有難うございました。
長い年月 俳句に対する 姿勢、努力に感銘いたしました。
只今 NHK学園俳句講師をなさっておられること理解出来ます。
順序立ててのお話で大変よく分かりました。
途中 俳句クイズなどを入れられて リラックスさせていただきました。
季語の難しいこと、この季語だけでも、大分 勉強をしなくては
と思いました。
お話しの時間を一時間でピッタリと終えられました。
このことをとっても 前々からのご準備を入念になさったことが伺えます。
以前 小学校の先生をされていたこと、講義は慣れていらっしゃるで
しょうが、私は存じ上げませんでした。 控えめな方です。
どの様なものでも、見たもの 感じたことを 素直に出して見ること、
語彙を沢山持っていること などで 句作が出来るのでしょうね。
池田さんのおっしゃるように 句作は生きる証し、心の栄養、
頭の体操、健康の源。 全くその通りです。
いつも池田さんの頭の中には俳句がありますこと ひしひしとわかり
ました。
ありがとうございました。
又 お教えくださいね。
俳句の先生などと言えば どこか遠い世界の方のことかと思って
いたら、なんとPC教室のお仲間。パソコン背負って毎週会館へ通
われ、WEB金蘭会「今月のphoto」の写真投稿でも常連、さらに
今回の資料も パワーポイント で作成なさったりの "ハイク"にも
"ハイテク "にも強い池田さんが講演されるとお聞きし、いそいそ
ビジター参加いたしました。
まず私のような初めての者にも分かりやすい説明に感銘を受け
ました。そして池田さんの日頃の行動力の源泉は俳句にあったのだ
との合点もいきました。考えてみれば芭蕉だって平泉だの江戸、
越後だのと、その健脚ぶりや神出鬼没の行動力は大変なものでした。
時は平成、池田さんの吟行先が メキシコやカンボジアであろうが
最上川の代わりに アマゾンやガンジス が出てこようが ”蕉風” を
今に置き換えれば ご当人には格別の事でもないのかも知れませんね。
今日の池田さんは勿論のこと、セミナーに参加した時、そして常々の
パソコン教室でも、金蘭会の諸活動でお会いする方々には心打た
れる事がとても多いですね。 諸先輩の博学ぶりや旺盛な好奇心に
接した時、又 それらの活動を実務的に支えておられる若い世代の
地道な献身と秘めたる能力を垣間見たとき、この学校の卒業生で
あることに胸を張りたくなります。
幅広く奥深く俳句を語っていただいた池田さん、次の機会を楽しみ
にしています。そしていつもお世話いただいている皆様に感謝。今夜は
とても楽しくキィ−ボードを敲くことができました。
セミナーの 余韻に キィーと 夜長かな
・・・一応 五・七・五 にはなりましたが・・・
( やはり無理 俺には俳句 とても無理 )
ありがとうございました。