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金蘭会セミナー


第147回
平成23年4月15日(金)
演題
「癌について  切らずに治す癌治療 放射線科の役割も含めて」
講師
宮本 武氏(昭和32年卒)

元神戸市立中央市民病院放射線科部長  元大阪市立大学大学院非常勤講師   現[財]兵庫県予防医学協会

 



宮本 武氏プロフィール

略歴
   大阪市立大学医学部卒 同大学院病理学専攻卒
   大阪市立大学医学部放射線医学教室入局
   神戸市立中央市民病院放射線科副医長、医長、部長

専門医、認定医 
   日本医学放射線学会 診断専門医
   日本放射線腫瘍学会(放射線治療)認定医
   日本消化器がん癌検診学会 認定医
   日本肺がん学会会員  医博

 
  


















お弁当と和菓子

第147回金蘭会セミナー 感想文




(感想文  昭和32年卒  タミタン)

 

皆が知りたい内容 
   癌死亡率が高い昨今「切らずに治す」というテーマで
   放射線治療について大変興味深く学ばせていただきました。
 
やさしく判りやすい解説
   疾患部位によって外部照射(リニアック、ガンマーナイフ等の
   治療装置で)
内部照射(小線源治療)になるのですね。
   難しい放射線治療について具体的な例をあげての説明で、よく解りました。
   でも、先ずは早期発見ですよね。

最も進んだ重粒子治療=費用約300万円?!
   病巣への放射線の集中度がよい重粒子線治療を近畿では兵庫県で
   受けられるそうですが、命と引き換えなら安価かも・・・
   (私の母は、49歳で癌で亡くなりました)
   「もう、年ですから〜」なんて弱気にならず・・・
   「いえいえ、大震災の被災地の義援金に・・・」

共に学んだ同窓生は素晴らしい
   関心のある内容だけに、講演後の質問も活発でしたね。
   中でも当日出席の同窓会員の方が在職中に
   リニアック治療装置の開発に携わっておられた話を伺い、
   医療の進歩の陰に治療機器の開発という
   大きな支えが重要であることも知りました。

先生有難うございました。
   今回もたくさん学ばせていただき、金蘭会の一員であることに
   誇りと喜びを感じました。そして福島の原発事故と併せて
   放射線について改めて深く考える機会をいただきました。

   インターネットで下記のHPを見つけました。
   放射線医学総合研究所(福島原発被曝者(作業員)にも対応)
   http://www.nirs.go.jp/rd/structure/index.shtml




(感想文  昭和32年卒  團野迪樹)

 

今回、初めて金蘭会セミナー参加させて頂きました。講師の宮本武さんとは同期生で
応援するために大勢の参加者がおられてびっくりしました。

彼の口演は話されるテンポ、そして専門用語をいっぱんの方にも十分理解出来るような
安易な言葉に置き換えて話されてよくわかったのではなかったかなとおもいます。

私も長年消化器外科の医者をして、今は人間ドックで一般の方をあいてに説明をさせて
頂いていますが、なかなか難しいものです。ついつい専門用語が出てしまいます。

医療の進歩は目覚ましく2年ひと昔と言われています。とりわけ診断機器、また診断と
治療が同時にできる IVR,CTスキャン,MRI,PET-CT、エコー発達、今回の話の
放射線治療機器、リニアック、重粒子線治療などの発達は医療の在り方を大きく変えました。
医療、特にがん治療を根幹的に変えてきました。
今回の宮本さんの講演はそれらをわかりやすい言葉で語ってくれた素晴らしいお話でした。

 






 

セミナーのレジュメです。





ページデザインS53年卒岸政輝 & ページ作成S50年卒谷村瑞栄