わが同期の古川三恵さんが、ご自分の会社で長年ご商売に携わってこられた「チーズ」に
ついて、チーズの起こりから製法、種類、効用、美味しい食べ方などを、経験を交えて大変分
かりやすく解説して頂いた。
チーズの種類は1,000以上もあること、それでいて製法の基本は共通で、固形分(カードとい
う)の切り方と水分の飛ばし方、熟成の仕方で様々なチーズができるというのは、驚きであった。
1,000以上の種類はあるが、大きく分けると7種類に分けられるという。一々の紹介は省くが、
これまで何気なく食べてきたチーズが、なるほどそういう違いがあったのかと、初めて納得でき
る思いであった。
私は、もともとチーズが大好物という人種ではない。特に青黴くさいチーズは苦手で、いわゆ
る固めのプロセスチーズ系なら、臭いも少ないので食べられる、という程度であった。
ところが段々話に引き込まれているうちに、チーズの効用として、ペプチド効果により血中脂
肪を減少し、動脈硬化予防、内臓脂肪減衰効果がある、さらに免疫力も強化できる(プロバイ
オテクス食品)との話になり、これからはチーズをもっと食しなければ、との感を深くした。(講
師の術中に嵌った?)
そして、極めつきは最後の試食である。古川さんのご好意で、7種類のチーズをご提供いた
だいた。多分、皆が食べやすいものを選んで来られたとは思うが、以前から私が苦手と思い込
んでいた青黴系のチーズも臭みもなく、大変美味しく頂けた。7種類どれもこれも美味しかった。
古川さんのおっとりとしたしゃべりと、専門性と経験に裏打ちされた説明は、とても理解しや
すく、文字通り目から鱗の1時間であった。
「毎日一切れのチーズで 健康な生活を!」―最後に古川さんの仰った言葉に納得である。