WEB金蘭会
金蘭会セミナー


第160回
平成24年7月20日(金)

演題
チーズに魅せられて
講師
古川三恵氏(昭和39年卒)
世界チーズ商会株式会社取締役総務部部長
 


古川三恵氏 プロフィール

略歴:
 1945年(昭和20年4月) 上海にて出生。
 1964年(昭和39年3月) 大阪府立大手前高等学校卒業
 1964年(昭和39年4月) 大阪府立大学 農学部農芸化学科入学
 1968年(昭和43年3月)

大阪府立大学 農学部農芸化科 栄養学部卒業

 1968年(昭和43年5月)

結婚して東京へ

 1968年(昭和43年6月)

世界チーズ商会株式会社 入社 東京にて勤務

 1987年(昭和62年4月)

世界チーズ商会株式会社 大阪本社に転勤
現在に至る。

    

 


受賞:
『シュバリエ・ド・タストフロマ−ジュ』

・フランスチ−ズ鑑評騎士の会より
  『シュバリエ・ド・タストフロマ−ジュ』を2003年11月叙任

・フランスチ−ズ鑑評騎士の会より
   『シュバリエ・ド・タストフロマ−ジュ特別功労賞』を2011年6月に受賞 

『Bachelor of Cheese』 

・Karoline Cheese College (Dalum Technical College,Odense)より
   バシュラ−・オブ・チ−ズ 『Bachelor of Cheese』の称号を1992年5月に認定     

 










手にとって


皆勤賞の表彰です。


セミナー後の懇親会での お弁当と
1タームの終わり紅白饅頭ですね。

第160回金蘭会セミナー 感想文


(感想文 大山和子  昭和39年卒 )

 新装なった同窓会館のホールで始まった金蘭会セミナーは9月から17年目に突入です。
趣味から科学の最先端まで、そのテーマは多種多様。昭和の高女から平成卒業の同窓生まで
縦に集い、毎回100名前後の出席者があります。

 今回で160回目を迎えたセミナーは、チーズがテーマで、同期の古川三恵さん(世界チーズ
商会取締役)が講師。チーズに魅せられた彼女は、「バシュラー・オブ・チーズ」の称号を20年
前に認定され 昨年フランスチーズ鑑評騎士の会より「シュバリエ・ド・タストフロマージュ特
別功労賞」を受賞されたと聞いています。度々フランスやイタリアのチーズ生産者やワイン醸
造家の邸宅に招かれている彼女ならではのお話でした。

 数々のチーズの特徴と、野菜や果物との相性を生かしての食し方が紹介され、チーズのある
暮らしに役立てたいと思いました。

 チーズは焙じ茶と合うことと、長期熟成のパルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアの地震の
影響で今後も手に入りにくく高騰するかも・・・という情報も得ました。

 講義に続いてこの1年のセミナーは皆勤出席者の表彰があり、その後サンドイッチ、ワインや
焙じ茶の用意されたテーブルを囲んで、チーズ6種(小泉首相が話題にしたことで有名になった
ミモレット、今人気上昇のホースラディッシュの入ったバジロンわさびなど・・・)を試食しながら
歓談の小宴となりました。

 12月は同期の塩見能和さん(銀行マンから教師、校長先生、現在四天王寺大学で教鞭を執
られている)が講師に決定とか。その時には懐かしい顔が揃ってミニ同窓会になれば、もっと
楽しいなと、スコールの様な雨も止んで静かな校庭を歩きながら思ったものでした。

 お世話下さった方々、ありがとうございました。
         

 


       
(感想文 石田良一  昭和39年卒 )

  わが同期の古川三恵さんが、ご自分の会社で長年ご商売に携わってこられた「チーズ」に
ついて、チーズの起こりから製法、種類、効用、美味しい食べ方などを、経験を交えて大変分
かりやすく解説して頂いた。

 チーズの種類は1,000以上もあること、それでいて製法の基本は共通で、固形分(カードとい
う)の切り方と水分の飛ばし方、熟成の仕方で様々なチーズができるというのは、驚きであった。

 1,000以上の種類はあるが、大きく分けると7種類に分けられるという。一々の紹介は省くが、
これまで何気なく食べてきたチーズが、なるほどそういう違いがあったのかと、初めて納得でき
る思いであった。

 私は、もともとチーズが大好物という人種ではない。特に青黴くさいチーズは苦手で、いわゆ
る固めのプロセスチーズ系なら、臭いも少ないので食べられる、という程度であった。

 ところが段々話に引き込まれているうちに、チーズの効用として、ペプチド効果により血中脂
肪を減少し、動脈硬化予防、内臓脂肪減衰効果がある、さらに免疫力も強化できる(プロバイ
オテクス食品)との話になり、これからはチーズをもっと食しなければ、との感を深くした。(講
師の術中に嵌った?)

 そして、極めつきは最後の試食である。古川さんのご好意で、7種類のチーズをご提供いた
だいた。多分、皆が食べやすいものを選んで来られたとは思うが、以前から私が苦手と思い込
んでいた青黴系のチーズも臭みもなく、大変美味しく頂けた。7種類どれもこれも美味しかった。

 古川さんのおっとりとしたしゃべりと、専門性と経験に裏打ちされた説明は、とても理解しや
すく、文字通り目から鱗の1時間であった。

 「毎日一切れのチーズで 健康な生活を!」―最後に古川さんの仰った言葉に納得である。
        


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セミナーの概要とご提供資料です。


ページデザインS53年卒岸政輝 & ページ作成S50年卒谷村瑞栄