WEB金蘭会
金蘭会セミナー


第171回
平成25年9月20日(金)

演題
リレー・フォー・ライフとは    〜繋げる命、がん患者になって〜
講師
増田悦子氏(昭和54年卒)
リレー・フォー・ライフ大阪実行委員会実行委員長
 


増田悦子氏 プロフィール

 1960年(昭和35年) 大阪市中央区内淡路町(旧 東区豊後町)生まれ
 1979年(昭和54年) 大阪府立大手前高等学校 卒業
31期生 卒業時7組担任中川壽郎先生
 2009年8月 関西医科大学附属滝井病院にて手術、低悪性度子宮内膜間質肉腫の告知。9月再手術
 2012年

リレー・フォー・ライフ大阪実行委員会 実行委員長
がん患者支援チャリティーイベント リレー・フォー・ライフを貝塚市にて初開催

 2013年

引続き実行委員長として同イベントを貝塚市と大手前高等学校にて開催

 現在

大阪府門真市在住 空調設備設計施工 増田工業株式会社勤務(夫 岳史経営)
特定非営利活動法人キュアサルコーマ 理事 
チームサルコーマ大阪肉腫会 会長
傾聴ボランティアグループこころの耳会 会長

 














セミナー後の懇親会での お弁当と
季節の本格和菓子です。




仲野氏、森先生と50年卒のみなさん




久保田一男氏



第171回金蘭会セミナー 感想文

(感想文 佐藤美子  昭和54年卒 )

「リレー・フォー・ライフとは〜繋げる命、がん患者になって〜」を拝聴して

 学年会からご案内をいただき、また「リレー・フォー・ライフ」開催のポスターを旭区内で見て、
是非、増田悦子さんのお話をお聴きしたいと思い、初めて金蘭会セミナーへ参加いたしました。

 手術後、病院からの呼び出しの電話でがんの告知を受けるまで眠れない1週間を過ごされ
たこと、がん宣告の瞬間、罹患された希少がんが、治療法、薬がなく、定期的に検査するしか
ない現状であること、もし自分だったらばと重ね合わせていました。

  ご主人、お母様方のサポートのもと、医師との出会い、「リレー・フォー・ライフ」との出会い等
を通じて、ご自身で立ち上がられ、久保田鈴之介さんとも出会われ、大阪大手前で
リレー・フォー・ライフを企画されたこと、本当はものすごく大変だったと思うのに、快活にお話を
してくださいました。

  後半は、久保田鈴之介さんのお父様、久保田一男様よりお話を伺いました。久保田鈴之介
さんが、行政へ働きかけるメールを送られ、高校生が病院で授業をうける制度が創設された
ことは、昨年の新聞にて知っていましたが、今年1月、センター試験を受験されたあとお亡くなり
になられたことは知りませんでした。

 がん患者、家族、支援者が、がんに立ち向う思いを共有し、参加者がたすきをつないで
24時間歩く「リレー・フォー・ライフ」、久保田鈴之介さんも、「希望」を意味する紫色にライトアップ
された大阪城と一緒に、空からから見られて、きっと参加されると思います。

 増田悦子様、 久保田一男様、本当にありがとうございました。






(感想文 伊藤伸夫  昭和54年卒 )


今回、増田悦子さんの同級生として、またリレー・フォー・ライフ大阪実行委員会のメンバー
として、講演を聞かせて頂きました

 前半はご自分のがん体験・後半はリレー・フォー・ライフの紹介でしたが、重いテーマについて
ユーモアを交えつつ力強く話されていたのが、とても印象的でした。

私も知らないその頃の話は、あたかも追体験しているように感じました。

その後登場した、今年おしくもがんで亡くなった久保田鈴之介くんの父君一男さんの闘病談は、
涙なくしては聞けませんでした。

聴衆のみなさんも同じだったようで、講演会の間ずっと静けさに包まれておりました。
最後に、その場にて多大なご寄附をいただき、本当にありがとうございました。


 

セミナーの資料です。






























 


ページデザインS53年卒岸政輝 & ページ作成S50年卒谷村瑞栄