WEB金蘭会
金蘭会セミナー


第172回
平成25年10月18日(金)

演題
『生命科学者の伝記に学ぶ     −野口、北里ら6人の偉人たち−』
講師
仲野 徹氏(昭和50年卒)
大阪大学医学系研究科 教授
 


仲野 徹氏 プロフィール

略歴:
 昭和50年 大阪府立大手前高校卒業
 昭和50年〜昭和56年 大阪大学医学部医学科卒業
 昭和56年〜昭和59年 内科医として勤務
 昭和59年〜昭和63年

大阪大学医学部 助手

 昭和64年〜平成 2年

ヨーロッパ分子生物学研究所 客員研究員

 平成 2年〜平成 7年

京都大学医学部 講師

 平成 7年〜平成16年

大阪大学微生物病研究所 教授

 平成16〜

大阪大学大学院生命機能研究科医学系研究科 教授

受賞: 

 

 平成24年

日本医師会医学賞 受賞

 

















セミナー後の懇親会での お弁当と
季節の本格和菓子です。




仲野氏、森先生と50年卒のみなさん

第172回金蘭会セミナー 感想文

(感想文 酒井建幸  昭和50年卒 )

仲野先生による演題「生命科学者の伝記に学ぶ」を拝聴して

 仲野先生とは、1学年の時、同じクラスで、学校行事の夏山登山で、一緒に
槍ヶ岳に登頂したり、和歌山県の串本に海水浴に行って夜麻雀したりした思い出
が有ります。(そのころから、彼はよく遊びよく学べでしたね。私は遊んでばかりでしたが)

今回、先生の講演を聞かせて頂き非常に良かったと思います。専門分野である
難しい医学分野の内容ではなく、解りやすい医学関係の科学者の伝記の紹介で
ユーモア溢れる話口調で講演時間1時間強がアッというまでした。
(得てしてこのような講演会は眠くなったりするのですが)

早速次の日曜日、野口英世の伝記でも読み始めようかと図書館へ向かいました。

 講演後に50年卒の同級生で2次会が有りそちらの方も参加させて頂きました。
総勢25人ほどの参加があり、こちらの方も昔話で盛り上がりました。

来年で大手前高校を卒業して40年になりますが、これからも、このような講演会が
あれば必ず出席して旧交を温めたいと思います。

 




(感想文 野村晃子  昭和50年卒 )

 「旭区千林で生まれ、今も千林に住み続けている…」仲野先生のちょっとした
つかみのフレーズ。

私も千林のすぐそばで生まれ、小・中・高と同じ学校で学び育ちました。でも、
今では雲泥の差。専業主婦としてゆるーい生活にどっぷりとつかっている私と比較
するのもおこがましい仲野先生の活躍ぶりに目を見張る思いです。

専門の医学界での論文発表や受賞歴のみならず、文筆、書評、短歌制作まで。
そして、軽妙な話術。あっぱれです。

今回のセミナーのタイトル、「生命科学者の伝記に学ぶ」。
小学生のころ、子ども向けの偉人伝をけっこう読んだ記憶がありますが、確かに
野口英世にしても手の障害や貧困にも負けず、努力して研究を重ね、偉大な業績を
残した人物という描き方だったと思います。

子ども向けのものにあまりマイナスイメージを書けなかったのでしょうが、確かに
おもしろみはありません。あの偉人も借金や放蕩を繰り返した人間くさい人物だった
とわかるほうがずっとおもしろみがあります。

大人になってから伝記に手を伸ばすことはなかったのですが、あらためていわゆる
偉人たちの波瀾万丈の人間くささ、破天荒さも描かれた本当の意味での伝記を
読んでみたいと思いました。小学生のころよりずっと興味深くおもしろく読めることでしょう。

いつの日か仲野先生の伝記も世に出ることがあるかも…。もちろん、ハチャメチャ
な面もしっかり描かれた本当におもしろい伝記が。

 

 

セミナーの資料です。
































 


ページデザインS53年卒岸政輝 & ページ作成S50年卒谷村瑞栄