WEB金蘭会
金蘭会セミナー


第183回
平成26年11月21日(金)

演題
「国税職員として 税理士として」
講師
田中明子氏(昭和53年卒)
田中明子税理士事務所 所長
 


田中明子氏 プロフィール

略歴:

昭和53年     大阪府立大手前高校 卒業
昭和58年     神戸大学経営学部卒業
同年        大阪国税局入局
平成2年      第二子の出産を機に7年勤務して退官
平成10年     税理士試験合格
平成11年4月   税理士登録、開業 
平成13年4月   税理士法人設立
平成22年9月   同法人退職
平成22年10月  大阪市西区京町堀にて、田中明子税理士事務所開設

 













セミナー後の懇親会での お弁当と
季節の本格和菓子です。

第183回金蘭会セミナー 感想文

(感想文 竹内里恵子  昭和62年卒 )

 
 国税調査官として、ご活躍なさり、その後、税理士としてご自身で事務所を
経営なさっている田中明子先生のお話でした。

 当時は、男性職員に比べ、女性職員は非常に少なかったとのことで、妊娠中
でもまわりでタバコをふかしている中で仕事をしていたというエピソード、そういう
時代だったのだなと今との違いを痛感いたしました。
 田中先生のような女性の頑張りがあったからこそ、今では、ずいぶんと女性職
員の方々も増えてきたのでしょうね。

 現在のような育児休業制度等も整っていないなかで、一人目のお子さんの育児
をしながらのお仕事どんなに大変だっただろうと想像いたしました。
 二人目のお子 さんの出産を機に保育園がないということから、退官。なんて
もったいないと私は思ってしまいました。

 その後、国税調査官であった経験を生かしての税理士資格取得。しかし、免除
の特例もなく、主婦であり、母であり、仕事もこなして難関試験へのチャレンジ、
そこから、事務所を立ち上げと、非常に多忙でしょうが、非常に前向きな人生、
私もぜひ、見習わねばと刺激を受けました。

 後半は先生が、酒税法とからめて先生の大好きな日本酒のお話。日本酒より
ワインのほうが酒税が低いということに驚きました。
 日本のお酒なのにどうして?和食文化と同じように日本酒を酒税で守れないものか
という勝手な思いも浮かびましたが。

 プライベートでは、「日本酒を守りたい」という会の隊長をなさり、季節ごとに蔵めぐり
をされているとのこと。
 その地でその地の食材を楽しみながらのお酒は、絶品だとおしゃったのが印象的でした。

 仕事にプライベートに充実した毎日をすごされているようで、非常に輝き、美しい
先輩女性のお話を聞けるよい機会でした。
 時間があれば、もっといろいろなエピソードをお聞きしたいなと思 っております。
ありがとうございました。

(感想文 松城 聡  昭和62年卒 )

 
 今回色々なご縁があり、初めてセミナーに参加させて頂きました。

 社会人になると、なかなか「学ぶ」機会がありませんでしたが、久しぶりに
母校で勉強させて頂き知的好奇心を刺激されました。

 折しも安倍首相が衆議院解散を表明し、その記者会見の中で「代表なく
して課税なし」との言葉を引用し、民主主義と税の関係を強調していました。

 しかし民主主義の根幹である「税」について、いかに自分が生半可な理解しか
していなかったかという事実を、今回の田中先生の先生のお話を聞き、再認識
させられました。

 特に、憲法に明記されている納税の義務、義務という言葉とは真逆の申告
納税制度、またそれを支える税理士の役割についてが、印象的でした。

 また、先生が愛してやまない日本酒のお話も大変勉強になりました。
 もう少し修行を重ねて自信がつきましたら、是非「日本酒を守りたい」に入隊
させて頂きたいと思います。
 本当にありがとうございました。

 

 

セミナーの資料です。
















 


ページデザインS53年卒岸政輝 & ページ作成S50年卒谷村瑞栄