WEB金蘭会
金蘭会セミナー


第186回
平成26年3月27日(金)

演題
「わたしは広島原爆で地獄を見た」
講師
有田卓司氏(昭和28年卒)
水彩画家
 


有田卓司氏 プロフィール

略歴:
 
昭和10年3月    広島市内にて出生
昭和16年4月    広島市立段原小学校入学
昭和20年8月    広島市内において爆心地より1.5kmで原爆を被爆す
昭和22年4月    広島大学付属中学校(三原市)入学
昭和24年4月    大阪市立城陽中学校(大阪市)入学
昭和25年4月    大阪府立大手前高等学校入学
昭和28年4月    関西大学 商学部入学
昭和32年2月    同大学卒業
昭和32年4月    塗料メーカー(大阪)に入社し技術部、管理部を経て 常務取締役となる
平成9年3月      同社を退職
             以後、絵画活動に専念する
平成9年5月      上野ノ森美術館(東京)に水彩画を出展し入賞す

国内(主に京都、大阪、沖縄など)及び米国(サンフランシスコ、日本国総領事館)等、精力的に個展並びにグループ展を展開し現在にいたる。
平成18年7月    大阪府美術家協会会員となる

 










セミナー後の懇親会での
お弁当です。

第186回金蘭会セミナー 感想文

(感想文 宮崎悦朗  昭和28年卒 )

 
 
  思い出すのが辛い。またいわれなき差別を受ける等の理由で、広島原爆
被爆体験談は語れないと言っていた有田君が、戦後70年を経て話すことは
被爆者の責務ではないか。その惨状を皆さんに知っていただき、不戦の誓いを
持ってほしい。とこのたび金蘭会セミナーで重い口を開き語ってくれました。

 本当に辛い気持だっただろうと推察し感謝の気持ちで一杯です。今後共、
勇気を出して口伝されるよう願っております。

 この感想文を書いている夜、奇しくもラジオで一晩中、広島原爆の被爆状況を
特集報道していました。




(感想文 吉本真智子 昭和32年卒 )


 被爆者の体験談が語り継がれることの大切さ、重要性を再認識させられた
講演でした。

 仕事上、生徒を引率して広島、長崎へは何回か訪れた経験がありますが
戦争がひきおこす悲惨な事柄には常につらい、悲しい思いが残りました。

 戦争中、幼稚園に通っていた私は空襲が始まると焼夷弾の降る中を防空
ズキンを被り、走って家に帰り防空壕に避難しました。

 昭和20年になると学校は閉鎖されたので疎開しました。約1年半の田舎での
疎開生活には何も楽しい思い出はありません。

 戦後は被爆者として差別、偏見の中に生きてこられた方々には、これからは
幸あれと祈るばかりです。


 

 


 


ページデザインS53年卒岸政輝 & ページ作成S50年卒谷村瑞栄