WEB金蘭会
金蘭会セミナー


第190回
平成27年7月17日(金)

演題
「キトラ古墳天文図・入門」
講師
宮島一彦氏(昭和40年卒)
同志社大学元教授・中之島科学研究所研究員
 


宮島一彦氏 プロフィール

略歴:

【学歴】
1965年     大阪府立大手前高校卒業
1969年     京都大学理学部宇宙物理学科卒業
1975年     京都大学院理学研究科博士課程宇宙物理学専攻修了
【職歴】
1975年~     同志社大学工学部専任講師、助教授を経て
1994年~     同・理工学研究所助教授
2000年~2012年  同・教授
2012年4月~現在 同志社大学理工学部嘱託講師
【この間】
岐阜経済大学経済学部、立命館大学理工学部、帝塚山大学非常勤講師
1999年4月~2000年3月 京都大学人文科学研究所非常勤講師
【その他】
1995年~1997年 長野県下諏訪町の中国宋代の水運儀象台原寸復元事業に携わる。
1998年~2001年 キトラ古墳学術調査団団員として天井天文図の分析に携わる。
2003年1月 小惑星9362番がMiyajimaと命名される。
2012年4月~現在 中之島科学研究所研究員
【他】
専門は「東アジア天文学史」

 













セミナー後の懇親会での お弁当と本格季節の和菓子です。


第190回金蘭会セミナー 感想文

(感想文 山内龍男  昭和40年卒 )

 

 私にとって同期の宮島さんの講演を以前提案したこともあり、ビジターとして
初めてセミナーに、また金蘭会館に寄せて頂きました。

 ところが今回は台風11号の上陸もあり、 当日17日の午後3時に、『暴風警報』が
解除されていたら開催するとのことで、 実質昼前にようやく開催決行らしいとの
連絡が入る有様で、欠席者も結構居られたようです。それでもほぼ平常程度の
入りだったと伺いました。

 参加申し込みの締切期限を過ぎて後、15日に同じ題目で文化庁から発表があり、
テレビや新聞でも大きく報じられたので、この公表が数日早ければ、また台風が
来なければ超満員だったでしょう。

 それ程人気のある話題で、まさに講演らしい講演でした。今我々が知る星座は
明治維新以来西洋由来のそれであり、キトラ古墳の天文図は古代中国での星座
であって別物なのです。

 なにせ小学校以来天文おたくだった講師(京大・理卒)が、天文学と中国や
日本の古代史をも(文理)融合させた研究成果であり、彼にとってはおはこで、
かつ何度も話された内容なのでしょう。初めから要領よく、また分かり易く、
加えて学閥故か疎外された皮肉も交えて、面白く聴かせて頂きました。

  なお、私は今回が初めての参加でよく分からないのですが、セミナーにはいつも
立派なお弁当に、7月にはさらに紅白饅頭まで付くそうです。ところが、開催が
危ぶまれたので弁当も饅頭も発注できず、幹事さんが急遽買い集められたので、
(実際)貧弱な中身になりましたと弁明されていました(幹事さんご苦労様)。

  でも講演が弁当のマイナス分をカバーしてくれましたことを報告しておきます。













金蘭会セミナー 今タームの修了式。

石田会長挨拶と全出席聴講生の表彰です。

 

 

セミナーの資料です。クリックで拡大します。






















































 


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