第205回金蘭会セミナーは「古地図で愉しむ大阪のまちづくり―大手前のルーツと
『真田丸』の舞台を訪ねる―」 大阪市住まい公社専務理事 酒井裕一君です。
今回、同期の酒井君が講師ということで、さらにセミナーのテーマが僕の好きな地図に
かかわるものということもあって、金蘭会セミナーに初めて参加してきました。講師の
酒井君とは高校2年に同じクラスになり仲良くしてもらいました。大阪市では仕事で直接
かかわることはなかったのですが、ごく最近からFacebookや「まち歩き&グルメの会」
などを通じてお付き合いをさせていただいています。
講演は4部構成で、
1:「古地図で見る大阪の歴史・地理」
2:「大手前高校のルーツを探る」
3:「土地利用の変遷をたどる(定点観測)」
4:「古地図でまち歩き」
です。
1つめは酒井君の地元の新森からスタートし、町絵図、名所図、鳥瞰図、都市図など
いろいろな地図を見比べながら大阪の歴史をたどっていくと、大阪の市街地形成が
よくわかりますね。スライドも年代の違う4枚の地図を並べて変遷をたどったりと、時間が
過ぎるのが早いこと。
2つめの大手前高校のルーツは大阪市パノラマ地図を使い、中之島→堂島→梅田→大手前
と旧校地の現況と対比しながら、楽しみながらたどっていける内容でした。そういえば、
在学中に図書館委員会で大手前のルーツについてみんなで調べた事を思い出しながら…
3つめの定点観測。淀城、内本町、難波、川崎、境川。こういう見方で見るのも面白い
ですね。
4つめの古地図でまち歩き。「あさがきた」から「ごちそうさん」へ。船場の町の変遷が・・・
「真田丸」の舞台を歩く。大阪の地形、古代から上町台地の東側の湿地を避ける形での
戦局。守口もそうなんですが、小高い道に沿って旧集落が並んでいるのは自然堤防
なんでしょうね。この講演で改めて納得できました。
初めての金蘭会セミナー。受付で、感想文をお願いします。と言われて、一瞬目が
点に。
文章書くの苦手だし…現国の点何点か言わしたろか…とよく言われたことを
思い出してしまった。でも仕方ないなあ文才がないんだもん…大野君の撮られた写真
ありがたく使わせていただきました。
同級生17人が見守る中、先の浜田君の80分を上回る85分間の新記録となる酒井
ワールドが繰り広げられました。高校の時からそうだったけど、酒井君は早口でも
聞き取りやすい活舌なので、ほんとわかりやすい講演でした。ちょっと一息もといっても
機関銃のように言葉が出てくるので、どんどん引きずり込まれていき、アッという間の
85分間でした。
あの内容をこんな短時間で話せるんですよね。さすがこの御年で六甲縦走するだけ
ありますね。脱帽!
講演終了後、質問時間がなくても、質問に来られる方のすべての質問に答えようと
するところは酒井君の誠実な人柄が表れていると思います。
さて、諸先輩方が金蘭会館を後にされて、ようやく酒井君が校門を出てきました。この
あとの二次会は母校の近くのワタミで、酒井君に恩師森先生も交えて全員で18人
でしたっけ・・・でも途中から天野君と小山田君を中心に、さらに小山田君からの要請で
みんなの自己紹介を交えながら、和気あいあいとした雰囲気の中であっという間に宴
たけなわの時間がやってきました。
僕は今回初参加でしたが、そんなものでも温かく受け入れてくれる、卒業から40年
あまり過ぎてもなお高校時代の延長線にいられるこの時間がとても充実したものに
思えてなりません。いつものことながら…何組でも一緒の学年だからみんな友達って
感じのこの大手前高校50年卒でほんとよかったと思っています。
これからは、金蘭会セミナーも街歩きも、クラス会もどんどん参加していきたいと思って
います。まだまだ参加し始めたばかりですが、皆さんこれからもよろしくお願いします!
そして、酒井君、みなさんお疲れさまでした!