世界最古の長編小説『源氏物語』は、作者紫式部が寡婦となってから書き始めて、千年以上経っている。その【成立の経緯】と【主人公光源氏を巡る設定】を解説。
第一部は高麗の相人の予言が実現されていく経緯と、その経緯の具体的な形としての光源氏の「あやにくなる恋の物語」を主題とした大団円物語。沢山の登場人物も人物系図で把握可能。第二部になると、心理小説の趣になり、第三部では光源氏の子・孫 の時代で、宗教的意味合いが色濃くなるという風に、全編を通じて作者が成長している 物語である。
なお、11月16日(金)より、同好会『源氏物語』読書会を立ち上げます。セミナー前の午後3時〜5時に、お気軽にご参加ください。
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