WEB金蘭会

金蘭会セミナー


第67回
平成15年4月18日(金)
演題
インターネット発達のバックグラウンド:医療系の応用を考え、高度情報社会を解剖する!
講師
辰巳治之氏(昭和50年卒)
札幌医科大学医学部解剖学第一講座教授
北海道地域ネットワーク協議会(NORTH)代表
日本インターネット医療協議会理事長

堅苦しいタイトルに反して、関西弁で話してくれる講義には、 ぐんぐん引き寄せられるものがありました。
1時間半の講義時間があっという間に過ぎた感じで、 「もっと聴きたい」と言う思いをほとんどの人が 持ったようです。
辰巳氏曰く、「インターネットには人が作るものと、 機械が作るものがあり、どちらも必要なものである」
「一つ一つのPCが神経の節のようなものであり、
情報は受け取るばかりではなく、 一人一人が発信していかなければならない。」

何年か前に政府が発表した、IT革命というものに 辰巳氏が大きくかかわっていたのではないかと 思えるぐらい、日本のインターネット の活用の普遍に努力されたようです。
インターネットの話をされていたかと思えば、 いつの間にか解剖学の話になり、 そしてまたインターネットの話へと、いざなわれました。

「固定観念を持ってはいけない」と言う事の例として、 某大学の寮を建て直すときに、それまで分かれていた、 男子寮と女子寮を一緒にするという意見に、 猛烈に反対をした教授が居たらしい。
氏曰く、「その教授は何を考えていたんですかね。」

みんな爆笑しつつ、固定観念を持つことの滑稽さを 認識したのである。
絶えず、笑い声が聞こえたセミナーでした。
同じ50年卒の出席者が多く、若やいだ雰囲気に包まれました。
また、金蘭会パソコンスクール参加者も多くいて、
「今日の話、大分理解できたわ」と言う感想も聞かれました。


ページ作成 S53年卒岸政輝 & S45年卒辻岡由起