国際グリム賞
第19回贈呈式
- 日時
- 2024年2月4日（日)
- 場所
- 国民会館 武藤記念ホール
- 受賞者
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クレア・ブラッドフォード博士（オーストラリア）Dr.Clare Bradford
プロフィール
クレア・ブラッドフォード博士は、ニュージーランド出身で、１９７８年シドニー大学で文学博士号を取得。 １９９８年からディーキン大学で教鞭をとり、２０１６年に名誉教授となる。オーストラリア・アポリジニ、環境批評、トランスナショナリズムなどの多様で先端的な研究活動を通して、国際的な児童文学研究に多大な貢献をしてきた。
多文化主義、植民地主義、ポストコロニアリズムなどの新しい分野の研究をリードし、広い視野で「先住民性」をテーマとした研究を行っている。
『民族性を読み解くオーストラリア児童文学における先住民』（２００１年）、『児童文学における中世』（２０１５年）など多くの著書があり、世界的に注目されてきた。２００７年から２０１１年まで国際児童文学会会長を務めた。
- 贈呈式
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２０２４年２月４日（日）、第１９回国際グリム賞の贈呈式が國民會館 武藤記念ホールで行われました。今回は、オーストラリアのディーキン大学名誉教授のクレア・ブラッドフォード博士が受賞されました。
当日は、(一財)大阪国際児童文学振興財団 宮川理事長の挨拶に続き、(一財)金蘭会 野口幸一常務理事（兼金蘭会副会長）から、クレア・ブラッドフォード博士に正賞の盾と副賞百万円が贈呈されました。
続いて、来賓のトレバー・ホロウェイ駐大阪オーストラリア総領事と、大阪府教育庁 橋本正司教育長からお祝いの言葉が述べられ、クレア・ブラッドフォード博士からの受賞の言葉をもって、贈呈式は終了しました。
- 記念講演
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続いて、クレア・ブラッドフォード博士から「オーストラリアの緑との交流」（オーストラリアの絵本における植物と人間のかかわり）と題する記念講演があり、オーストラリアの子どもの本の挿絵や絵本に見られる樹木や植物のイメージがいかに変遷してきたかを先住民のアポリジニのアートなどに注目しながら、多くの研究者や作家の著作物を引用しつつ、講演されました。