国際グリム賞

国際グリム賞は、1986年に大手前高等学校創立100周年記念事業として金蘭会の基金により創設され、一般財団法人 金蘭会、大阪府立大手前高等学校同窓会 金蘭会および一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団の主催で、二年に一度優れた児童文学研究者に贈られる賞です。

この賞は、 次の世代のための文化振興事業を目指し、児童文学の振興を図るべく、世界における児童文学の研究者を対象とする国際児童文学賞として創設されました。児童文学の真の発展のためには、地道な研究の積み重ねが必要であり、かつそうした研究にたずさわる人々の業績を顕彰することはきわめて有意義であり、その実績は世界的にも高く評価されています。

この賞が創設された1986年は、グリム兄弟が誕生して200年の年にあたり、それにちなんで「国際グリム賞」と名づけられました。 また、児童文学作家・画家を対象とする国際アンデルセン賞と交互になるように隔年に授与しています。 賞金は100万円、正賞として独立行政法人 造幣局のご協力により「グリム童話集」第2版の花輪をモチーフとした盾も併せて贈られます。

第19回贈呈式 (2024年02月04日) - クレア・ブラッドフォード博士(オーストラリア)Dr.Clare Bradford  
第18回贈呈式(オンライン方式) (2022年01月29日) - 朱自強(ZHU ZIQIANG)教授
第17回贈呈式 (2019年11月09日) - 三宅興子氏 -Prof.Okiko Miyake
第16回贈呈式 (2017年10月01日) - ロバータ・シーリンガー・トライツ博士(アメリカ・ イリノイ州立大学教授)