2018年2月のゼミの問題です。あなたも挑戦してみてください。
(正解は法律ゼミで是非お聞きください。申し訳ありませんが、考え方はケースバイケースですので、WEB金蘭会及び金蘭会事務局では、この問題に対するお問い合わせにはお答えできかねます。ご了承ください。)
問1
半年前に父が死亡し、父の遺産を母と子供3人で分けることになりました。父の遺産は、
@ 自宅の土地・建物(時価5,000万円)
A 鉄工所の土地・建物(時価3,000万円)
B 預貯金4,000万円
です。
亡き父は長年鉄工所を経営しており、長兄は高校卒業後20年間、亡き父の下で一緒に鉄工所の仕事をしていました。父母と長兄夫婦は同居していて、長兄は給料らしきものはほとんどなく、こづかいなどとして月額10万円をもらっていたとのことです。
一方、次兄は10年前に独立するに際し、亡き父から中古マンション(時価2,000万円)をもらっていますが、亡き父の遺産を法定相続分通りに分けることを強く主張しています。
このような場合、遺産分割するに際し、法的に検討すべき点として何があるでしょうか。
問2
祖父A(故人)名義のままの土地を隣地の居住者が買いたいと連絡がありました。祖母Bと子供2人(私の父C・伯父D)は祖父よりも先に亡くなっています。祖父の孫は、私と兄E、伯父Dの子供Fの3人です。Fとは長年連絡が取れず行方が知れません。祖父A名義の土地を売却するためには、どうすればよいでしょうか。
問3
同居している父親の認知症が進行してきたため、自分で財産管理等ができなくなってきました。そこで、同居している私(長女50歳)が父親の成年後見人になろうと思います。私は、父の介護のこともあって思うようにパートの仕事ができず、月収は5〜6万円程度しかなく、主に父親の年金収入(月額平均20万円程度)で2人の生計を立てています。私が父親の成年後見人になったら、生活費はどのように管理したらよいでしょうか。
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