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大手前の古い校舎 |
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大手前の新しい校舎 |
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記念撮影 |
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最後になりましたが、大手前の若い世代へのメッセージをお願いします。
清子氏)学校に会議に行くでしょ、大手前の生徒さんは勉強もやってスポーツもしっかりやってはるなぁと思って嬉しいですよ。
行ったらちゃんと挨拶して、部屋を案内してくれはって行き届いてはるから、若い方もなかなかマナーがいいなと思います。若い方はとんでもないと思いはるのは、一部であると思います。
贔屓するわけではないけど、大手前の生徒さんは、皆ようやってるなと思って、私喜ばしいと思いますよ。頑張っていただきたいと思います。『 誇りを失わないように皆、頑張ろう』というのがね、この歳になってもあるから。
良い学校を出さしていただいた喜びというのはね、ほんと一生付きまとうから、幼稚園、小学校、女学校も専門学校も本当に素晴らしい教育に恵まれて嬉しいですわ。
これも両親のお陰やと思います。ほんとにいい環境で育てていただいて幸せと思います。
正子氏)私は出会いを大切にしてほしいですね。今の若い子達はそれぞれ個性的でしょう。ずいぶん価値観も違うしね、それはとても良い事と思います。
ひとつだけ、私の個人的な意見ですけど、言葉が乱れてると感じることがあります。恩師の岡先生が私どものところに来て、徳光さん聞いてくれと、自分が横断歩道を渡ろうとして信号を待ってたら信号を渡る間中ずっと、後ろを歩いてた2人の会話には単語が3つだけだった。日本の美しい言葉が廃れていくのは嘆かわしいとおっしゃってました。
岡先生は古文の先生でいらしたのね。
やはり美しい言葉を使って欲しいですね。流行の言葉でも品の無い言葉ってあるでしょう。例えば < キレる
> とか < ムカつく > とかそういう言葉はあまり美しくないから使わないようにする方がいいと思います。
それから、大手前の人には、良い大阪の文化を受け継いでいって欲しいなと思います。今は大阪がちょっと停滞気味でしょ、競わなくても良いから頑張って貰いたいですね。
良い教育と人との出会いの中で、美しいことばを大切にしていってほしいですね。船場とか大手前って、誇りにしている先輩、素晴らしい人たちをたくさん生み出してきたところだから
、さすが大手前と言われるようにね。
本日は長時間にわたり
ありがとうございました。
聞き手: 39年卒 留井恵子 ・ 28年卒 藤原啓助 ・ 40年卒 安積香代子
記 録 : 50年卒 谷村瑞栄 |